エンジニアが読むべき「技術書以外」の本を紹介!

サイトロゴ 駆け出しエンジニアが読むべき本

こんにちは。オーキです。

今回は、私が開発インターン生として働く会社の上司に勧めてもらってタメになった本を紹介します。

エンジニアを目指していくと覚悟を決めたからには、膨大なインプットが必要です。最短でエンジニアに近づくには、単にコードが書けるというだけではなく、どうコードを書くのか、エンジニアとしてどう振る舞うのか、どう生きていくのか、という技術には直接的に関係ない部分のインプットも必要です。今回はそんな本を紹介していきます。

1. プリンシプル・オブ・プログラミング

私が、エンジニアとして「何ができるか?」から「どうやるか?」のレベルを意識し始める最初の一歩となった本です。技術書などは「その技術を使えること」が目的として書かれていますが、この本は具体的な技術の習得ではなく「どのようなコードを書くか、何を意識してコードを書くべきか」を教えてくれます。

有名な「DRY原則」に加えその他さまざまな原則、エンジニアが持つべき思想、エンジニアとして持つべき習慣などが挙げられています。

私のような駆け出しエンジニアは「何ができるか(What)」に注目しがちですが、「どう書くか(How)」の部分も開発に参加する上では必須です。その第一歩目、Howの世界の概観を見せてくれるのがこの本です。

副題に「3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則」とあるように、駆け出しのエンジニアの必読書となっています。

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2. SOFT SKILLS

これもHow系の本です。というよりも「エンジニアとしてどう生きるか」という生き方の本で、よりスケールが大きいです。

そしてこの本には、コード例を挙げて解説するようなページは一切ありません。

「どのようにキャリアを積み上げるか、いかにエンジニアの自分を売り込むか」という話から始まり、「生産性を上げる方法」、「精神的・肉体的健康を保つ方法」など、エンジニアの一生を語った話です。

これを読むことによって何か新しいことができるようになるわけではありませんが、エンジニアとしての人生のイメージ・解像度がとても上がります。エンジニアとしての将来が見えなくて不安な方や、エンジニアとして働く自分が想像できない方にはぴったりの本だと思います!読み物としてもめちゃくちゃ面白いです!

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オブジェクト指向設計実践ガイド

こちらはタイトルの通り、「オブジェクト指向とは何か」、「オブジェクト指向で設計するとは何か」を教えてくれます。私は開発インターンで Ruby on Rails を使っていたのでドンピシャでしたが、同じようなオブジェクト思考言語を勉強中の方にもぜひおすすめです。

オブジェクト指向という言葉は我々のような駆け出しには曖昧すぎて、言葉だけ聞いてみたりネットで調べてみたりしても全然理解できません。

これを読むと「コードってただ書くだけじゃないんだ….」という感動や、「同じことでも書き方でこんなに違うんだ….」という驚きがたくさんあります。

個人的には “コードを疎結合に保つことで変更容易性が上がる” という概念が一番ウオォぉ…!となりました。”動くだけでなく後の変更を予想したコードを書く” というのは個人の趣味でプログラミングをやっているだけでは得られない概念でした。素晴らしい本なのでぜひ読んでいただきたいです。

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最後に

完全に僕の考えなのですが、ちまたでは「エンジニアが足りない」「文系未経験からでもエンジニアになれる」という文言があります。

これは本当なのかなと思ったりします。調べたり聞いたりしてみると、「”様々なことに精通するシニア” エンジニアが足りない」「”最近 ITに興味を持った会社には” 文系未経験でもエンジニアになれる」という言葉が正しいのではないかと勝手に思っています。

30歳前後のプロフェッショナルなエンジニアはすでにたくさんいるわけで、そんな中ではエンジニアを目指しているというだけで優遇されるような時代ではすでになく、実は未経験からエンジニアになるのは1年やそこら勉強したとしてもとても難しいことなのではないか、と感じます。

一方で、未経験であればあるほど初期状態からインプットできる量、伸び代は大きいと思います。今のうちにエンジニアに関することを詰め込みまくりキャッチアップするためには、技術書だけではなく今回挙げたような本を読み、単に書けるだけではなく仕事として書ける状態に持っていきたいですね。

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